先輩の話を聞いてみよう!!②

概要

総人のミカタでは、それぞれの院生が、自分の専門分野の「ものの見方」がわかるような講義を計画しています。しかし、各院生が実際にどんな研究課題に取り組んでいるのかは、あまり詳しく紹介する機会がありませんでした。

そこで、今回はメンバーそれぞれが、いったいどんな研究をしているのか、そのテーマを選んだ理由は何か、実際の研究はどんな様子で進んでいくのか、といったことを紹介する時間をつくることにしました。

メンバーはみな個性的で面白い研究をしているので、内容自体もとても興味深いものだと思います。それに加えて、どんな様子で研究をしているのかという話からは、なかなか想像できない院生の生態が知れる機会になることでしょう。

講義を終えて

総人のミカタ、2回目のイントロダクションとして、各メンバーが現在やっている研究内容を軸とした自己紹介をしました。「なんでそのテーマで研究しているのか」「今はどんなことを考えているのか」といった話題なので、必然的にメンバーの学問に対する思いも出てきて、先週の自己紹介とはまた違った雰囲気やおもしろさがあったのではないでしょうか。


気づいた方もおられるかもしれませんが、お話ししたメンバーの多くが、素朴な疑問や興味から今の研究対象を選んでいました。1回生だと卒論はまだまだ先の話で、テーマなんて想像もできないという人もいるかもしれません。人によっては、壮大な理想や目的意識を持たないといけないのかなと思う人もいるかもしれませんが、僕たちの話からもわかる通り、研究のきっかけというのは、案外自分の身近な経験の中にルーツがあるもののように思います。むしろ、そうした個人的な疑問や関心を、他者に共有できるような言葉にしていくプロセスが「研究」なのかなと、個人的には考えています。そういう意味では、総人のミカタの活動自体が「研究」の一環ともいえますし、そうしたライブ感が伝わるような空間にできればとも思っています。


講義担当者からは各講義の紹介もしてもらいましたが、来週からはいよいよ講義が始まります。異分野の院生が質問をするプチ学際ディスカッションのような時間や参加者同士でお話しするフリートークなど、総人のミカタにはただの講義とは違った工夫もたくさんあります。充実した時間になるよう運営としてもがんばっていきますので、皆さんぜひお気軽にお越しください。