「公共政策」:決定プロセスの多様な見方

担当:安藤(公共政策学)

概要

 

国や自治体がつくる政策の背景には、様々な目的や意図があります。

その目的や意図には、もともと想定されていたものもあれば、政策を作ったり実施したりする途中で紛れ込んだものもあります。また、もともと想定されていた目的や意図が、いつの間にか見えにくくなることもあります。 

 

例えば保育所政策は、かつては経済的に厳しい家庭の親への就労支援に位置づけられがちでしたが、今やこの政策の目的は広がり、親がより豊かなキャリアを築くことの支援や少子化対策にもなっています。

政策を考えた人の立場や思い、社会経済情勢の変化、世論、政策を行う組織の在り方などが、同じ政策に対して想定される目的や意図を変容させたと言えるでしょう。 

 

このように、私たちの生活に密接な関係を持つ公共政策は時に柔軟な姿を見せます。

この講義ではこうした公共政策の一面に注目し、「時々捉えどころがないのだけれど、邪見にはできない隣人」として、公共政策を捉えてみたいと思います。