禁忌と両義性の人類学

担当:福田(文化人類学)

概要

些細なものから重大なものまで、世界には数多くの「禁忌(タブー)」があります。

あなたの身の回りには、どんな禁忌(タブー)がありますか? 

 

これまで文化人類学では、禁忌は格好の研究対象となってきました。「未開」の社会のみならず、「文明」的な社会にあっても数多くの禁忌は存在し、新しく生まれ続けています。ことに食や性の禁忌は、今なお大きな関心をもって迎えられています。

なぜ、どのようにして禁忌は生まれるのか、また、禁忌をやぶるとどうなるのか、などと考えることは、その文化を知る格好の材料となります。

「綺麗は汚い、汚いは綺麗」。この『マクベス』の一節には、「両義性」が見て取れます。この両義性が禁忌の謎を解くカギとなります。

 

今回の講義では、「禁忌」と「両義性」をキーワードに、いくつかの事例を紹介して、古典的な人類学的もののミカタの一端をご紹介します。みなさんと一緒に、タブーの背景には何があるのかを考えてみたいと思います。