線形代数学と非線形現象

概要

 線形代数学は「真っ直ぐな」構造を持つものを研究する数学の一分野であり、他の諸科学へ幅広い応用を持ちます。しかし、この世界には「真っ直ぐ」でないものの方が多くあり、線形代数には限界があります。二回目の講義では生物学や物理学の数理モデルを解析し、線形な場合と非線形な場合とが全く異なる振る舞いをすることを観察します。非線形なモデルに現れるカオス的な現象を楽しみましょう。そして、これらの具体的な現象を抽象化し、数学として理解する試みをしてみます。