インターネットと公共性

担当:崔昌幸

概要

さてみなさん。前回の講義で、社会(科)学における「公共」(あるいは「公共性」)の意味が少しでもお分かりいただけたかと思います。今回の講義では、テーマをより現代的なものに移し、インターネット上における公共性について考えてみたいと思います。

今や誰もがパソコンやスマートフォンなどでインターネットを用いる、言わば総インターネット社会と言っても過言ではありません。そのインターネットというある種の空間における公共性という議論が、実は社会(科)学の分野ではたびたび起こっています。すなわち、E-Democracy(電子民主主義)は果たして実現可能かという議論がそれです。

人々がインターネット上で話し合えば合意形成がなされるのではないか、という単純な問題ではありません。例えば、その中には政治に対して何の興味も持たない人がいるかもしれないですし、そもそも、インターネット上でどのように話し合うべきかという規定も定かではありません。

今回の講義では、前回紹介したユルゲン・ハーバーマスの社会理論にもとづいて、インターネット上においてE-Democracyは果たして実現可能かどうかについて考えていきましょう!